どうやって勉強していこう?トライ&エラー②素読をやってみることにした
昔、学生向けの朝日新聞の英語版「朝日ウイークリー」という英語関連の新聞をなぜか読みたくて、購読していた時期がありました。
でも、全部の内容を読んでいた、というわけではなく自分の好きな記事だけ読んでいました。
当時、この新聞の中にとても興味がある連載記事がいくつかあって、40代の今になってもずっと大切に切り取ってとっておいたのですが、今とても役に立ちそうな記事があったのです。
その連載タイトルは・・・
英語の達人に学ぶ
内容は、日本の昔の英語達人を先生として英語を学んでいく…という内容で、古くからの英語の達人が12回にわたって紹介されていたのですが、第1回は日本初の英語の達人「森山栄之助(多吉郎)さん(1820~71)」という方でした。
この方は通詞(江戸時代の通訳兼商務官)であったそうで、オランダ語と同じように英語も勉強されていたとされています。ペリーとも交渉し日米和親条約や日米修好通商条約の締結などに関与した、と書かれていて、当時の私はこんなすごい方が日本にいたんだ!という衝撃が強く、この記事を切り取って持っていました。
でも、この記事を読んでいた当時は英語に力を入れていなかったので、読むだけで終わり(書いていて情けないけど)。
今改めて読んでみると、英語だけでなく韓国語やほかの言語の勉強にも使える内容が書かれていて
この記事を大切にとっていた私、グッジョブ!!と今思ってます。
森山栄之助さんの英語学習法は?
森山は、基本的にオランダ通詞の家に代々伝わる伝統的な語学学習法でオランダ語、そしてのちに英語を学んだものと考えられる。
森山と同時期に活躍した通詞・堀達之助のひ孫にあたる堀豊彦の述懐によれば、彼は、5、6歳になると祖父である孝之の前に正座をしてオランダ語と英語の素読を行ったが「武家が幼児に漢文の素読を授けたと同じように、これが長崎の和蘭通詞に伝わる家風であった」という。
英語達人に学ぶより
通詞の方たちが実践していた「素読」という学習方法、どういうものなのかな?と読んでいくと
意味や内容をあまり考えずに同じ文章を何度も音読すること
という、もともとは漢文の初心者向けの学習法であったみたいです。
ただ、意味や内容はあまりわからなくてもいいのですが、発音がわからない単語は必ず確認することが肝心だ、と書かれていました。
今はCDや音源もたくさんあるし、これなら私でもできそう!!!
というわけで、今現在も続けているどうやって勉強していこう?トライ&エラー①ひたすら聞くをやりながら、少しずつ素読を行っていきたいと思います。
続けてみてどんな感じになったかも後々書く予定です。
ちなみにこの「英語達人に学ぶ」シリーズは12番まで記事があったようなのですが、全部は取っておいてなかったみたいで確認したら
- 森山栄之助さん(今回紹介した和蘭通詞)
- 新渡戸稲造さん
- 岡倉天心さん
- 斎藤秀三郎さん
- 鈴木大拙さん
- 野口英世さん
- 斎藤博さん
- 弊原喜重郎さん
- 西脇順三郎さん
- 白洲次郎さん
10人の豪華な英語達人の記事がありました。
全部目を通し切れていないのですが、きっと韓国語の勉強にも役立つ内容があると思うので、またご紹介したいと思います。